「まなざしの情熱」 [感想]
・まなざしの情熱/あさぎり夕 コバルト文庫
あさぎりさんのシリーズものでは読みきり。
といっても、受の夏希くんが劇団アリスの雑用をしているので、玲も出張っているが。
高校の時の2ヶ月間だけ関係を持ち別れ、そのまま引きずっている二人。
で、再会してまた……というけっこうありがちな話。
あさぎりさんといえば、最近は「ダイヤモンドに口づけを」のシリーズを続けて書いていて、この文庫の話は同時期に書かれたもの。
ダイヤモンドとはまったく違い、なんだか懐かしい感じがする。
コバルト文庫のレーベルのせいというのもあるけれど、初期の頃の話の懐かしさ。
玲が登場しているのに、「御園高校シリーズ」や「紳士シリーズ」などとは違う感じ。
夏希くんの性格と達矢の性格のせいかな?
どっちも不器用。
なんか初々しい(私が染まりすぎ?・笑)。
今回はレイアウトを考えずに書き進めたということで、字がびっしり。
読み応え充分。
「ダイヤモンドシリーズ」も好きだけれど、こういう話もいいな。
★★★
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