「罠-temptation-」 [感想]
・罠-temptation-/遠野春日 プラチナ文庫
雑誌に掲載された弟編「虜」と、書き下ろしの兄編「罠」の2編収録。
掲載の雑誌は「小説ラキアスーパーエクストラ」だけあって、のっけから濡れ場。
でも、雑誌だから枚数が少ないせいか、わりと淡々と話が進んでいった。
雑誌でも読んだ事があったけれど、ラストしか覚えてなかった…
もう一方の兄編。
兄編は弟編とリンクして書かれてあるから、読んでいて弟編もよくわかった。
弟・昌也の相手の菱沼さん、本編では定職にもつかずけっこうどーしようもないヤツなのに、兄編を読むと優秀な人だったのね。
その彼をずっと変わらず愛し続けている昌也くんも幸せになってよかった。
兄・夏彦は仕事ができ(いずれは父の後を継いで社長になるから当然か)、弟を激愛している。
素直な気持ちで秘書の喬一に想いを告げた夏彦は可愛かった。
兄弟どちらもお幸せに。
同人誌がでるような気がする、この話は。
★★★
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