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「禁断の罪の果実」 [感想]

・禁断の罪の果実/いとう由貴 ショコラノベルスハイパー

禁断の罪の果実

禁断の罪の果実

  • 作者: いとう 由貴
  • 出版社/メーカー: 心交社
  • 発売日: 2005/10/08
  • メディア: 新書

この話、めずらしく攻がいい人。
記憶喪失の片思いの相手に「恋人だ」と嘘をついたのは罪だけれど、でもでも、それまでもそれからも真人のいやがることはしなかったし(記憶が戻った時したが)、事故に遭い意識が戻らない真人をずっと看病した。
両親も見捨てたのに。
フランス貴族(しかも革命前からの)アルフォンソは地位も名誉も財産も容姿も暇もなにもかも持っている人だけれど、真人に出逢い恋をしとても純粋な人間になった。
恋人だと嘘を言っても、私は責めないよ。
アルフォンソの心が切なくて。
いけないことだとわかっていて、恋人になってからも罪の意識を感じていたアルフォンソを、私は好きだよ。

本編のラスト、もう少し真人の葛藤が読みたかった。
おまけ的な続編にも書かれていたけれど、読み足りなかった。
そう、私はアルフォンソの味方だから、真人のことが知りたいのよ。

★★★☆


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