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「オメガの寵妃は甘い閨で孕む」 [感想]

・オメガの寵妃は甘い閨で孕む/華藤えれな クロスノベルス


【Amazon.co.jp 限定】オメガの寵妃は甘い閨で孕む(ペーパー付) (CROSS NOVELS)

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  • 出版社/メーカー: 笠倉出版社
  • 発売日: 2019/07/10
  • メディア: 単行本



古代地中海をイメージした、オメガバースもの。
アルファのローマ人剣闘士×オメガのナイル王。

発売前に予約し買ったんだけれど、実際に読むのが10ヵ月後になってしまった。
すぐに読まなかったのは、予想していた話と違うようだったから。
実際に読んで、いい意味で裏切られた。

ネフィルの王としての考えが、素晴らしい。
民のことを思っている。
自分の幸せよりも、まずは民の幸せを。
自分を犠牲にして、国を守っている。

二人に立ちはだかる、ローマの執務官。
真っ黒な心を持っているが、それは悲しい過去から。
ネフィルを手に入れ、ナイルも手に入れようと思っている者には、因果応報の報いが。
そんな中、ルシウスだけがネフィルのことを好きだという愛情からネフィルを手に入れたいと願う。
ネフィルも、民とルシウスとの子を守るために、自分を犠牲にする。

古代地中海が舞台ということで、誰が誰をモチーフにしているのかがわかりやすくて、すらすらと読み進められる。
オメガバースものだから、えっちシーンも何度も。
なかなか幸せになれない二人だったけれど、ラストのエピローグ6ページでやっといっしょになれることができて、よかった。

★★★☆

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