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「天馬の貴公子の永遠の花嫁」 [感想]

・天馬の貴公子の永遠の花嫁/佐竹笙 ルビー文庫


天馬の貴公子の永遠の花嫁 (角川ルビー文庫)

天馬の貴公子の永遠の花嫁 (角川ルビー文庫)

  • 作者: 佐竹 笙
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/08/01
  • メディア: 文庫



ルビー小説大賞の優秀賞と読者賞を受賞した、作品。
けもみみにオメガバースにロミジュリと、萌え要素がいろいろ詰まった、和風ファンタジー。

受の、天狼の志遠が、健気。
恩人である青流のために、懸命に働く。
最初は、碧家の人たちは志遠に対して冷たいなと思っていた。
でも、天狼の対処方法は知らないし、はるか昔に天狼が天馬を襲い女性を全滅させたと言われているから、しょうがないと。
志遠の頑張りと、しっぽふりふりのかわいらしさで、じょじょに親しくなっていった。
志遠はひたすら青流に好意を持ち、彼のためにいろいろと頑張る。
志遠がしっぽふりふりするのが、めちゃ可愛い。
それは青流も同じだったようで、おもわず、声に出しそうになっていた。

たぶん、文庫化にあたり、いろいろと手直ししたかと思うけれど、なかなか読み応えがある話だった。
次は、弟の青蓮の話を読んでみたいな。

★★★☆

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