SSブログ

「秘書と野獣」 [感想]

・秘書と野獣/水壬楓子 ガッシュ文庫


秘書と野獣 (ガッシュ文庫)

秘書と野獣 (ガッシュ文庫)

  • 作者: 水壬楓子
  • 出版社/メーカー: 海王社
  • 発売日: 2019/06/28
  • メディア: 文庫



8年と少し前に雑誌に掲載された表題作と、その後の続編と、小冊子に掲載されたリンク作のSSの、3編。

ストレイ・リング」の攻の右城の秘書が、今回の受。
右城に片想いをしていて失恋した吉鹿は、バーで出会った男に抱かれた。
一夜限りの関係のはずだったが、蒼衣は執拗にアプローチしてくる。
彼は右城のことも知っているようで?

蒼衣は、髭を生やし、不惑過ぎのオヤジ。
題名では野獣となっているけれど、けっこう魅力的。
年上の余裕なのか、抱き方はスマートだし、上手いし、傲慢じゃないし、可愛い所もある。
何より、吉鹿のことを大切に思っている。

でもさ、書き下ろしの続編では、単なる秘書で同性との自分とは大会社の支社長の彼とは釣り合わない
と、別れを告げた吉鹿に強引じゃないところが、オトナじゃないなと。
いや、オトナだから、余裕をこいていたのか?
オトナだから憶病になっていたのかもしれないね。
仕事が忙しいからって、吉鹿のことを迎えに来るの、遅すぎ。
しかも、秘書に仕事にならないからと蹴りだされてだし。

リンク作の「ストレイ・リング」のSSに、私がかなーり前に、このブログの前にしていたHPに読んだ感想を載せていた「晴れ男の憂鬱雨男の悦楽」の志水も出てくる。
懐かしい!
日が経ちすぎて、内容はあんまり覚えてないけれど。
でも、出てきてくれただけでも、嬉しい。

やっぱり私、リーマンもの、好きだな。
久しぶりにリーマンものを読んで、思った。

★★★★


晴れ男の憂鬱 雨男の悦楽 (リンクスロマンス)

晴れ男の憂鬱 雨男の悦楽 (リンクスロマンス)

  • 作者: 水壬 楓子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 新書



晴れ男の憂鬱 雨男の悦楽 (ガッシュ文庫)

晴れ男の憂鬱 雨男の悦楽 (ガッシュ文庫)

  • 作者: 水壬 楓子
  • 出版社/メーカー: 海王社
  • 発売日: 2013/02/28
  • メディア: 文庫



ストレイ・リング (ガッシュ文庫)

ストレイ・リング (ガッシュ文庫)

  • 作者: 水壬楓子
  • 出版社/メーカー: 海王社
  • 発売日: 2018/09/28
  • メディア: 文庫



ストレイ・リング (リンクスロマンス)

ストレイ・リング (リンクスロマンス)

  • 作者: 水壬 楓子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
  • 発売日: 2004/07/31
  • メディア: 新書



nice!(24)  コメント(0) 
共通テーマ:

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。