「罪な報復」(コミコミスタジオ特典小冊子付) [感想]
・罪な報復/愁堂れな ルチル文庫 (コミコミスタジオ特典小冊子付)
愁堂れなさんのデビュー作にして、愁堂さんの著作の中で私が一番好きなシリーズ、罪シリーズ。
その最新刊が、2年ぶりに出た!
待ってました!
前回の事件から心機一転、高円寺に引っ越してきた二人。
二人が出会った時に住んでいた街でもある。
なんだか、お帰りなさい!と声をかけたくなっちゃう。
今回の事件は、大学生二人がトカレフで打たれて亡くなるというもの。
つるんでいた残りの大学生、代議士の息子がらみの事件で、三人は女生徒に悪さをして被害者の一人が自殺したという過去があった。
ごろちゃんサイドの話は、新しいバイト先の探偵事務所の調査員は元良平の同期で、二人の仲を修復させたいと思っている。
が、雪平は冷たくあたり、ころちゃんも、仕事に戸惑うことばかり。
ページの真ん中あたりから、ちょっとずつ、真相が明らかになっていく。
ラスト1/4あたりから、一気に事件の全容が明らかになっていく。
そして、雪平が登場して、クライマックスに。
このシリーズは2時間サスペンスドラマ風なんだけれど、愁堂さん、本格的な警察小説もいけるんじゃない?という展開やおもしろさ。
これまた私が大好きなシリーズのDEADLOCKシリーズの作者である英田サキさんが、一般書でも警察ものを書いておもしろいと思うように。
硬派な警察ものでも行けそうな気がするよ。
うん。
でも、このシリーズは、BL。
良平とごろちゃんの愛が一番重要。
えっちシーンは、いつもよりもちょっと少なめかな。
それこそ、シリーズの最初の頃はえっちシーンが何回もあった気がする。
でもね、私がこのシリーズを好きな理由は、切なさ。
犯人、もしくは被害者、もしくは事件の関係者がどういう感情だったか、その気持ちが切ないのよ。
以前は、プロローグとエピローグがあり、それがぐっと切なさを高めていたんだけれど、最近はそれがなく、残念。
特典小冊子は、ショートストーリー。
「そういうところ」。
富岡が引っ越し祝いを持ってくる話。
本編にトミーは会話の中でしか登場していないので、こうして読むことができ、うれしい。
トミー、まさに彼氏にしたいナンバーワンの、気遣い。
相変わらずだね。
最後にアランも登場し、なんか、同人誌を読んでいる気分♪
ここ何年も、罪シリーズの同人誌は出ていないから、こういう話が読めて、嬉しい。
★★★☆
シリーズはこちら↓
愁堂れなさんのデビュー作にして、愁堂さんの著作の中で私が一番好きなシリーズ、罪シリーズ。
その最新刊が、2年ぶりに出た!
待ってました!
前回の事件から心機一転、高円寺に引っ越してきた二人。
二人が出会った時に住んでいた街でもある。
なんだか、お帰りなさい!と声をかけたくなっちゃう。
今回の事件は、大学生二人がトカレフで打たれて亡くなるというもの。
つるんでいた残りの大学生、代議士の息子がらみの事件で、三人は女生徒に悪さをして被害者の一人が自殺したという過去があった。
ごろちゃんサイドの話は、新しいバイト先の探偵事務所の調査員は元良平の同期で、二人の仲を修復させたいと思っている。
が、雪平は冷たくあたり、ころちゃんも、仕事に戸惑うことばかり。
ページの真ん中あたりから、ちょっとずつ、真相が明らかになっていく。
ラスト1/4あたりから、一気に事件の全容が明らかになっていく。
そして、雪平が登場して、クライマックスに。
このシリーズは2時間サスペンスドラマ風なんだけれど、愁堂さん、本格的な警察小説もいけるんじゃない?という展開やおもしろさ。
これまた私が大好きなシリーズのDEADLOCKシリーズの作者である英田サキさんが、一般書でも警察ものを書いておもしろいと思うように。
硬派な警察ものでも行けそうな気がするよ。
うん。
でも、このシリーズは、BL。
良平とごろちゃんの愛が一番重要。
えっちシーンは、いつもよりもちょっと少なめかな。
それこそ、シリーズの最初の頃はえっちシーンが何回もあった気がする。
でもね、私がこのシリーズを好きな理由は、切なさ。
犯人、もしくは被害者、もしくは事件の関係者がどういう感情だったか、その気持ちが切ないのよ。
以前は、プロローグとエピローグがあり、それがぐっと切なさを高めていたんだけれど、最近はそれがなく、残念。
特典小冊子は、ショートストーリー。
「そういうところ」。
富岡が引っ越し祝いを持ってくる話。
本編にトミーは会話の中でしか登場していないので、こうして読むことができ、うれしい。
トミー、まさに彼氏にしたいナンバーワンの、気遣い。
相変わらずだね。
最後にアランも登場し、なんか、同人誌を読んでいる気分♪
ここ何年も、罪シリーズの同人誌は出ていないから、こういう話が読めて、嬉しい。
★★★☆
シリーズはこちら↓
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