「メイデーア転生物語4 扉の向こうの魔法使い(中)」：ＢＬ萌えな本：SSブログ

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「メイデーア転生物語4 扉の向こうの魔法使い(中)」　[感想] [編集]

・メイデーア転生物語4 扉の向こうの魔法使い(中)／友麻碧　富士見L文庫

出版社/メーカー: KADOKAWA
発売日: 2020/12/15
メディア: 文庫

シリーズ4冊目で、扉の向こうの魔法使いの中巻。
中であって、下巻ではない……。

魔法学校1年目の学期末。
試験が終わり、終業式で首席の発表の中、突然、魔物が襲ってきた。
帝国が操る魔物。
そして、転移魔法を操る、トワイライト一族。
マキアにレピスにネロにフレイの、9班。
そして、トール。
アイリ。
先生方。
みんな、必死。
この1年は頑張ったと思っていたマキアだったけれど、敵の前では、足止めし逃げることで精一杯。
作者は主人公側に試練をバンバン与える。
こういうとこ、わくわくする。
いくら主人公だからって、簡単に敵をやっつけられないのね。
紅の魔女の末裔で守護者に選ばれても、容赦しない。
トワイライト一族で、仲間を吸湿し裏切り者を倒したいと頑張るレピスにも、容赦しない。
トールなんて、マキアを助けるために、片目を失う。
あれでもか、これでもかと、試練を与える。
と、後半は怒涛の展開。
そんな中、マキアはとうとうトールに好きだと告白する。
やっとだよ。
やっと言えたよ。
でも、でも、またしても邪魔するものが。
あー、もー、いつもそうだよ。
いつになったら二人はハッピーな恋人同士になれるの?
そんなの、最終巻までないような気もする……。
しかも、このシリーズ、かなりの長編らしいし……。

話の途中途中に、主人公以外の人物の一人称でのモノローグがあり、彼らの考えていることや事情がわかり、話をおもしろくわかりやすくしてくれるのが、ありがたい。

レピスのかなり重い抱えているものがわかり、レピスのことを抱きしめたくなったよ。
ネロもなにかありそうで、それは次巻でわかるのかな?

白の賢者の生まれ変わりだという、第2王子にして先生の、ユリシス。
先生に連れられ、彼の元へと向かう、マキアにネロ。
灯台で3人が揃うと何が起きるのか、あーもー、ここで次に続くのかっ。
早く続きが読みたい！
早く、出してくれ～っ！

★★★★★
めちゃめちゃ面白くて、満点！

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