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「君が夢見し楽園 我が王と賢者が囁く」 [感想]

・君が夢見し楽園 我が王と賢者が囁く/飯田実樹 リンクスロマンス





我が王と賢者が囁くの、続編。

昨年暮れに発売された、この本。
発売前に予約してちゃんと買ったのにもかかわらず1か月半も読んでなかったのは、この本が2段組で字も小さく、読むのは時間がある時じゃないと読めないな、と思って。
仕事が休みで夜もなにもしないという今日、初めから終わりまで一気に読んだ。
で、すぐに感想を。

シリーズ1冊目もおもしろかったんだけれど、今回もおもしろかった。
1冊目ですでに結婚していた二人なんだけれど、今回は、海賊に囚われていた奴隷の少年を助け養い子として育てる話。
そう、子育ての話。
といっても、この二人だもの子育てだけで終わらなく、拾われた5歳までの記憶が無いリーブの出生についての内容も。
リーブと母親との対面は、もう涙涙。
とても辛い別れだった二人の再会には、もう泣けちゃって。
リーブの母親かもしれない→そうにちがいないとだんだんと確信していき、私もマイヨと同じ気持ちではやる気持ちを抑えるのがたいへんだったよ。
ページを早くめくりたいけれど、じっくり読まなきゃと。

結婚して何年も経っている二人だけど、いつまで経ってもアツアツ。
でも、養い子のマイヨの前ではちゃんと親なんだよねぇ。
マイヨの恋にあたふたするバードが可笑しくて、落ち着いて相談に乗るリーブが頼もしくて。
そんな二人に育てられたマイヨだから、両親を殺され奴隷とされていた過去も乗り越え素直な子に育ったんだよねぇ。

本編のクライマックスは、リーブの賢者としての力のすごさをまざまざと見せつけられる。
すごすぎ、リーブ。

本編の他に、マイヨの恋のその後の短編も。
真面目で堅いザイを相手に、頑張るマイヨ。
マイヨ、本来の自分になってきてよかった。
お幸せに。

イラスト担当の蓮川愛さんの美麗なイラストも堪能でき、よかった。

★★★★

シリーズはこちら↓

我が王と賢者が囁く (リンクスロマンス)

我が王と賢者が囁く (リンクスロマンス)

  • 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
  • 発売日: 2018/08/31
  • メディア: 新書



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