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「眠れない捜査官が愛を知るまで」 [感想]

・眠れない捜査官が愛を知るまで/遊佐なずな ショコラ文庫


眠れない捜査官が愛を知るまで (ショコラ文庫)

眠れない捜査官が愛を知るまで (ショコラ文庫)

  • 作者: 遊佐 なずな
  • 出版社/メーカー: 心交社
  • 発売日: 2019/08/09
  • メディア: 文庫



これが初めての文庫という、新人作家さん。
警察サスペンスもの。

人に憑依し罪を犯せるというファクターを感知することができる捜査官と、彼と組んで捜査するわんこ系年下刑事との話。

ファクターのせいで家族を失った、捜査官の千尋。
殺人事件の捜査で現場を見て感知する姿が、しんどい。
被害者の痛みや恐怖、そして、彼の過去の事件が思い起こされて。
そんな千尋を気遣う、嵯峨野。

嵯峨野、人懐こくて皆に好かれるけれど、千尋はよそよそしい。
それでも、千尋は嵯峨野に縋るんだよね。
で、1回めのえっちシーン。
嵯峨野は浩哉との仲を勘違いしていて、初めてだと思っていない。
けど、けっこう優しかったよね。
おまけに、慣れているし。
どこで覚えたんだ、嵯峨野!

クライマックスで、嵯峨野の正体が判明。
よかったね、千尋。
けど、なかなかくっつかない二人。
もどかしい。
やっとくっついて、めでたしめでたし。

設定などがよくて、別のカップリングで読みたくなる話だった。

★★★☆

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